ブラジル-ヴィンテージ-バレル-カシャーサ

今回はブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサです。カシャーサとは、ブラジルで愛されるサトウキビから作られる蒸留酒です。そのカシャーサの樽で一か月熟成させたのが今回のコーヒー豆です。サトウキビの甘い香りと樽香が特長のブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサを紹介します。

コーヒーの詳細

・原産国 :ブラジル
・生産者 :アントニオ・ジョゼ・デ・カストロ
・農園名 :ドゥアスポンチス農園
・産地  :ブラジル ミナスジェライス州パトロシーニョ市
・品種  :ムンドノーボ
・グレード:無し
・標高  :1.000m
・気温  :23℃
・焙煎  :ハイロースト

・バレル(樽)に生豆を漬け込んだコーヒー
・カサーシャはブラジルの国民酒と愛されている蒸留酒
・サトウキビを使用した蒸留酒で、ラム酒に近い味わい
・カシャーサの甘い香りが特長

(大阪箕面珈琲焙煎所による)
購入先:大阪箕面珈琲焙煎所
https://minoh-coffee.net/

コーヒーの味覚チャート

・ボディ:★★★★★★★☆☆☆ (7)
・酸味 :★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3)
・苦み :★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3)
・コク :★★★★★★★☆☆☆ (7)
・甘味 :★★★★★★★☆☆☆ (7)

(大阪箕面珈琲焙煎所による)
購入先:大阪箕面珈琲焙煎所
https://minoh-coffee.net/

カシャーサってどんなお酒?

カシャーサはサトウキビから作られる蒸留酒です。ブラジルで生産されたサトウキビのジュースを100%原料として発酵、蒸留して作られたお酒です。同じサトウキビを使ったお酒でラム酒がありますが、原料や蒸留の仕方に違いがあるそうです。

カシャーサはブラジルの歴史にもその名を残しています。それはある将校を中心にポルトガルからの独立を目指した際に「独立の乾杯はポルトガルワインではなく、我々のカシャーサだ」というスローガンを掲げました。独立運動は失敗に終わりましたが、このスローガンが民衆の心に響き、カシャーサは国民酒として愛されるまでに一般大衆に広まっていったと言われています。

ブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサの感想

カシャーサは飲んだことがないので、カサーシャらしさがあるかどうかはわかりませんが、同じサトウキビから作られたラム酒を飲んだことがあるので、カシャーサをラム酒に置き換えて言うと、ラム酒っぽいまろやかな甘い風味があり、ふんわりと樽香が感じられます。そして想像していたよりもコーヒーらしさも感じられます。甘味とコクがしっかりしていて、苦みは柔らかで、ほのかに酸味があります。

おすすめのシチュエーション

・特別なひとときを過ごすときに。
・晩秋の夜気を感じながら。
・冬の寒さが残る節、部屋の陽だまりでのんびりと。

ブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサとのペアリング

饅頭★★★★☆4.0

北海道産小豆使用 かりんとう饅頭(セブンイレブン)

セブンイレブンのかりんとう饅頭です。
北海道産小豆の自家炊きこし餡を使用し、香ばしくて風味の良い米油で揚げた、かりんとうのような黒糖揚げ饅頭です。(セブンイレブン公式サイトより)

全体の味としては美味しいのですが、皮のかりんとうの部分が硬過ぎます。かりんとうらしさは出ていますが、饅頭として食べるにはバランスが悪いように思いました。

ブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサとの相性はとても良かったです。あんことかりんとうの甘さが、カシャーサのサトウキビから来る甘味やコクとよくマッチしていました。コーヒーの苦味とのバランスも良く、おすすめのペアリングです。

スイートポテト★★★★☆4.3

マダガスカル産バニラビーンズ使用 黄金色スイートポテト(セブンイレブン)

セブンイレブンの黄金色スイートポテトです。
国産のさつま芋に、発酵バター,クリームを加え、仕上げにマダガスカル産のバニラビーンズを加えて香り高い味わいに仕上げたスイートポテトです。(セブンイレブン公式サイトより)

滑らかな食感で、自然なサツマイモの風味やバターのコクも感じられます。マダガスカル産のバニラビーンズが、よりリッチな味わいにしているように思います。食品添加物が加えられていないからか、体に優しい感じがしました。

ブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサとの相性はとても良かったです。相乗効果でお互いの甘味やコクが増し、より一層それぞれの良さが引き立って、美味しくいただくことができました。これはおすすめのペアリングです。

栗饅頭★★★☆☆2.8

栗饅頭(石橋商店街の和菓子屋さん)

近所の和菓子屋さんで購入した栗饅頭で、餡は白あんです。
大きな栗が1つごろっと上に乗っていて、優しい白あんと皮とのバランスがよい栗饅頭です。

ブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサとの相性はまずまずといったところです。白あんの優しい甘さが、カシャーサの風味に負けている感が否めませんでした。栗饅頭の味を楽しむには、ブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサは独特の風味が強かったように思いました。

ウェハース★★★☆☆3.2

キャラメルラテウエハース(業務スーパー)

業務スーパーのキャラメルラテウエハースです。
甘く香るキャラメルラテクリームをサンドした、口当たりの良いウエハースです。(業務スーパー公式サイトより)

サクサクした軽い食感です。キャラメルラテというので、かなり甘いのかと思いきや、甘さは控えめです。

ブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサとの相性は良かったです。もう少しウェハースの甘味が強いほうがもっと相性が良かったように思います。けれども、キャラメルラテの甘味がカシャーサの持つ甘味やコクとマッチしていました。

ブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサとのペアリングのまとめ

今回はカシャーサのバレルエイジドコーヒーとのペアリングでした。栗饅頭は今ひとつでしたが、それ以外のスイーツはどれも相性がよく、カシャーサの優しくふんわりとした甘味とコクが、それぞれのスイーツとよく合っていました。特にかりんとう饅頭との相性の良さは抜群でした。

ブラジル ヴィンテージ バレル カシャーサのまとめ

以前にウィスキーのバレルエイジドを飲んだことがあり、かなりウィスキーの風味が強かったので、今回のカシャーサも同じような感じなのかと想像していました。しかし、カシャーサのバレルエイジドは、ウィスキーバージョンと比べると優しく穏やかという印象です。ウィスキーはお酒が苦手は人は難しいかなと思うところもありますが、カシャーサなら挑戦してみてもいいのではと思います。
バレルエイジドのようなコーヒーは邪道とも言われることもありますが、エンターテインメント的なものとしてこれからも楽しみたいと思います。