ピンクのドーナッツとコーヒー

ピンクブルボンというコーヒー豆があるのを知っていますか?
私は、今回飲むまでは聞いたことがありませんでした。

名前にピンクが付いてるなんて可愛いって思いませんか。
それに「ピンク」って、ちょっとテンションが上がりますよね。

いったいピンクブルボンとは、どんなコーヒー豆なのでしょうか。

今回は、

  • ピンクブルボンについての説明
  • ピンクブルボンを飲んだ感想
  • 温度を変えて淹れたコーヒーの味の変化
  • どんなシチュエーションで飲むのが合いそうなのか
  • フードペアリング

についてお伝えしたいと思います。

ピンクブルボンとは

ピンクブルボンは、レッドブルボンとイエローブルボンの希少交配種で、普通は完熟すると赤くなるのですが、ピンク色に熟すことから、ピンクブルボンと言われます。

華やかな香りと優れた酸味が特徴のコーヒー豆です。

今回飲んだコーヒーの詳細

  • 原産国:コロンビア
  • 産地:ブエノスアイレス農園
  • 品種:ピンクブルボン
  • 焙煎:ハイロースト
  • 精製方法:ウォッシュド
  • グレード:スプレモ

コーヒーの味覚チャート

香り:★★★★★
酸味:★★★☆☆
苦み:★★★☆☆
コク:★★★☆☆
甘味:★★★★☆

レッドブルボンとイエローブルボンの希少交配種
紅茶のような香り、爽やかな後味
華やかなで優れた酸味
トロピカルフルーツの甘い余韻

(大阪箕面珈琲焙煎所による)
https://minoh-coffee.net/

コロンビア・ピンクブルボンを味わう

まず印象的だったのが、豆を挽いたときの香りです。

ジャスミンとか、クチナシはちょっと甘すぎるよな気がしますが、香りがいい花のように甘く、そしてちょっぴり甘酸っぱさもあり、いつまでも香っていたいと思わせるステキな香りが印象的なコーヒーです。

味わいは、優しい甘さと、きれいな酸味が絶妙なバランスです。

ほとんど苦みは感じられません。雑味もなく、後味もスッキリとしていて、とても飲みやすいです。

甘く優しい香りが、癒しを与えてくれます。

お店のコメントにある、「紅茶の香り」がどこにいるのか、私には見つけることはできませんでした。

そして、トロピカルフルーツかどうかは分からなかったですが、甘い余韻があるのは感じることができました。

お湯の温度を変えて淹れてみた

88℃で淹れていたのを少し温度を下げて、85℃で淹れてみました。

低い温度で淹れると酸味が出やすいと言われますが、バランスのとれた甘味と酸味のバランスの良さは変ったようには感じませんでした。

違いはというと、全体的にまろやかになって、さらに飲みやすくなった印象です。

フードペアリング

ディアマン・カカオ ★★★★☆(4.5)

ディアマンとは、クッキーの側面にグラニュー糖をまぶして焼いたサクほろ食感のクッキーです。

バターの風味が豊かで、グラニュー糖がダイヤモンドのようにキラキラしていることから「ディアマン」という名がついたそうです。

ちなみに、「ディアマン」はフランス語で、ダイヤモンドという意味だそうです。

名前の由来がステキですよね。女の私は、思わず「キュン」としてしまいました。

クッキーは、サクほろで、カカオとバターの香りがフワッと口の中で広がる、甘さ控えめのクッキーです。

クッキーの話はこのあたりにして、コーヒーとの相性はとても良かったです。

クッキーを食べたあとにコーヒーを飲むと、相乗効果でコーヒーがいっそう甘く感じられました。
この組み合わせはオススメです。

ブールドネージュ ★☆☆☆☆

ブールドネージュとは、フランス語で「雪の玉」という意味で、見た目は粉糖で白くお化粧されており、ころんと丸い形がとても愛らしいクッキーです。

無印良品でも人気のスイーツで、食べたことがある人も多いと思います。

こちらもサクほろ食感ですが、こちらの方がはるかにホロホロと口の中で崩れていきます。
アーモンドの風味が豊かなクッキーです。

コーヒーとの相性は、残念ながら良くありませんでした。

大好きなクッキーの1つなので、★5つにしたいところですが、どうしてなのか、酸味と甘みのバランスが絶妙だったコーヒーをダメにしてしまった印象です。

クッキーの甘さがコーヒーの甘さを消してしまって、そして、せっかくのきれいな酸味が嫌な酸味になったような感じで、酸味ばかりが悪目立ちしているといった感じがしました。

ブールドネージュは、決してすごく甘いクッキーというわけではありません。

もしかしたら、表面にまぶされた粉糖が、舌の上にダイレクトに乗るので、その甘さが舌の上に残って、その甘さがコーヒーの繊細な甘さを消してしまったのかな、と想像しています。

砂糖の甘さは、コーヒーの甘さと違って甘味が強いですからね。 

余談ですが、後日タンザニアAAと合わせたところ、★4つの相性の良さでした。

ベトナム産カカオ74%のダークチョコレート ★★★☆☆(3.5)

カカオ収穫後60日以内に加工されたフレッシュで、フルーティーな味わいが堪能できるというチョコレートです(お店のコメントによる)。

チョコレートのフレッシュでフルーティーな味わいが、コーヒーのフローラルな香り、フルーティーな味わいと仲良く手をつないでいるといった感じでしょうか。

お互いのフルーティーさを楽しむことができる組み合わせだと思います。

シュークリーム ★★★☆☆

今回はファミリーマートの「クリームたっぷり!濃厚カスタードシュー」と合わせてみました。

シュークリームとの相性はまずまずといったところです。

シューのあとにコーヒーを飲むと、シューの甘さがスーっと流されていって、口の中がスッキリする感じが良かったです。

バームクーヘン ★☆☆☆☆(1.5)

これもファミリーマートで購入。「こだわりのしっとりバームクーヘン」です。

コーヒーに変な苦みというか雑味が出て、残念ですが、★1.5の結果となりました。

こんなシチュエーションで飲みたい

  • 休日のブランチで
  • のんびりと過ごす休日の午後もいい感じ
  • 緑がたくさんある公園で
  • 音楽を聴くなら、ドビュッシーのアラベスク(たまたまテレビでドビュッシーの特集をしていて、これだと思ったので)

コロンビア・ピンクブルボンのまとめ

なんと言っても甘い香りが印象的なコーヒーでした。

そして、コーヒーとして淹れたときの香りより、豆を挽いたときの香りのほうが甘く芳しい香りを感じました。

もっとも、まだまだコーヒーの香りや風味の表現を勉強中の身としては、正直、コーヒーを淹れたときの香りを「~の香りがする」っていうのがよく分からなくて、毎回、悪戦苦闘しています。

個人的に、豆を挽いたときの香りは、強く香りが立つので分かりやすいのですが、コーヒーを飲んだときの香りや風味を表現するのは、本当に難しいと実感しています。

フードペアリングでは、どうしてこんなに相性の良さに違いがあるのか、毎回驚かされます。

自分のイメージでは、このスイーツが合うと思って合わせてみるのですが、全然合わないときの、美味しく飲んでたコーヒーが一瞬にして美味しくなくなってしまうのが、驚きでもあり、フードペアリングをしている面白味でもあると思っています。

以前にイエローブルボン、そして今回はピンクブルボンを紹介しましたが、オレンジブルボンもあるということで、次回はオレンジブルボンを紹介したいと思います。

ピンクブルボンとの違いや、どんなスイーツと合うのか、ワクワクしています。