グアテマラ・カフェ・ピューマ

グアテマラの森林地帯では、ピューマなどの野生動物たちが生息しているのをご存知でしょうか。コーヒーの名前にもなっているピューマも、グアテマラの森に生息している野生動物の1種です。なぜ、ピューマがコーヒーの名前に付けられいるのか、コーヒーの紹介ともに、その理由もお伝えしたいと思います。

グアテマラ・カフェ・ピューマの特徴

伝統品種を守り続け、古き良きグアテマラ
キャラメルの心地よいフレーバー、バランスの良さ
野生ピューマの保護にも貢献
(大阪箕面珈琲焙煎所による)

コーヒー豆の詳細

・原産国 :グアテマラ
・地域  :エル・プログレソ, シエラ・デ・ラス・ミナス山地,サンアグスティン・アカサグアストラン
・品種  :ブルボン、カツーラ、ティピカ
・グレード:SHB
・精製方法:ウォッシュド
・乾燥方法:天日乾燥
・焙煎  :ハイロースト

コーヒーの味覚チャート

・ボディ:★★★★★☆☆☆☆☆ (5)
・酸味 :★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3)
・苦み :★★★★☆☆☆☆☆☆ (4)
・コク :★★★★★★☆☆☆☆ (6)
・甘味 :★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3)

(大阪箕面珈琲焙煎所による)
購入先:大阪箕面珈琲焙煎所
https://minoh-coffee.net/

ピューマとの関係

グアテマラ・カフェ・ピューマが作られている地域は、ピューマやジャガーなどが生息する地域でもあります。しかし、残念なことにこれらの野生動物たちが生息する森は年々減少しているのが実情です。この野生動物たちと共存するための取り組みの1つとして、野生ピューマの保護団体であるパンテラ・グァテマラに、コーヒーの売り上げの一部(ポンドあたり10セント)寄付しています。

グアテマラ・カフェ・ピューマの感想

グアテマラのコーヒーは優しいイメージがあったのですが、このグアテマラ・カフェ・ピューマは、それなりのボディ感があります。これまでは、深煎り=ボディが強いというイメージがあったのですが、このグアテマラ・カフェ・ピューマはハイローストだけれども、ボディがしっかりしているなという印象をまず最初に感じました。
ひと口目からコクをしっかりと感じることができ、苦みの中に甘味も感じられ、酸味とのバランスも良く、また、ミルクとの相性もバッチリです。

おすすめのシチュエーション

・まったりとした時間を過ごしながら。
・気分をシャキッとさせたいとき。
・朝から降り続いている雨を窓の向こうに眺めながらのんびりと過ごすときに。

グアテマラ・カフェ・ピューマとスイーツとのペアリング

ストロープワッフルチョコレート★★★☆☆3.0

業務スーパーで購入したストロープワッフルチョコレートです。
ストロープワッフルとは、オランダの伝統的なお菓子で、薄焼きしたワッフルにシロップを挟んだお菓子です。今回購入したストロープワッフルチョコレートは小ぶりのストロープワッフルをチョコレートでコーティングして仕上げています。

サンドされているシロップが想像以上に甘く、私には少し甘すぎました。でも、へとへとに疲れているときに食べたら絶対元気になる魅惑的な甘さです。

グアテマラ・カフェ・ピューマとの相性は、まずまずといったところです。ストロープワッフルがとても甘いので、ボディのあるグアテマラ・カフェ・ピューマを持っても、その甘さに押され気味といった感じで、コーヒーのコクや甘味が感じにくくなってしまいました。たぶん、深煎りでボディがしっかりしているコーヒーなら、もっと相性が良かったかと想像します。

チョコレートケーキ★★☆☆☆2.8

ファミリーマートの濃厚なめらかショコラケーキです。
ファミリーマートオリジナルの深みのあるチョコに、生クリームなどを加えて焼き上げた濃厚かつなめらかな食感が楽しめるショコラケーキです。(ファミリーマート公式より)

宣伝文句通りの濃厚でなめらかなショコラケーキでした。コーヒーとの相性は、ショコラケーキがけっこう濃厚なので、グアテマラ・カフェ・ピューマの持つコクが薄まる感じがありました。ショコラケーキは美味しかっただけに残念でした。

どら焼き★★☆☆☆2.5

出先で購入したどら焼きです。あんこが思いのほか甘かったです。皮も甘めでしたが、しっとり加減はいい感じでした。
コーヒーとの相性は、今ひとつでした。グアテマラ・カフェ・ピューマのコクが薄まり、バランスの悪いコーヒーになってしまいました。もう少し甘さが控えめだったら良かったかもしれません。

あんころ餅★★☆☆☆2.5

ファミリーマートのひとくちこしあん大福です。
北海道産小豆のあん、北海道産てん菜の砂糖、国産もち粉を使用した、素材にこだわったひとくちサイズの大福です。(ファミリーマート公式)

おもちがとても柔らかくモチッとしていて、なめらかなこしあんとのバランスもとても良かったです。
コーヒーとの相性は、今ひとつでした。どら焼きとの相性も今ひとつだったので、グアテマラ・カフェ・ピューマはあんことの相性があまり良くないのでしょうか。大福そのものは美味しかったのでこの結果は残念でした。

グアテマラ・カフェ・ピューマとスイーツとのペアリングのまとめ

今回のグアテマラ・カフェ・ピューマとスイーツとのペアリングは、どれもあまり良い結果とはなりませんでした。いつもはどれか1つくらいは、相性の良いペアリングがあるのですが、今回は「これは合うね!」というスイーツがなく残念でした。
スイーツとペアリングするときはブラックで合わせるのですが、もしカフェオレでペアリングしていたら、違う結果出ていたかもしれませんね。今後ブラックで今ひとつのときは、カフェオレでのペアリングも試してみようと思います。

グアテマラ・カフェ・ピューマのまとめ

しっかりとしたボディとコクに、ほどよい苦みと甘みがあり、そこにいい感じに酸味が加わり、とてもバランスのいいコーヒーです。スイーツとのペアリングは今ひとつでしたが、グアテマラ・カフェ・ピューマそれ自体はとても美味しいコーヒーでした。
そしてピューマなどの野生動物たちとの共存を模索しながらのコーヒー作りはとてもいい取り組みだと思いました。美味しいコーヒーを飲むことができる反面、ピューマといった野生動物たちが厳しい状況に置かれている現状があるということ知りました。グアテマラ・カフェ・ピューマは、美味しいだけでなく、絶滅が危惧されている動物や自然環境などを考えさせてくるきっかけを作ってくれたコーヒーでした。