ジャマイカ-ブルーマウンテン-No.1-シンコナ-リディスカバリ

今回はジャマイカ ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーです。ブルーマウンテンは日本ではお馴染みのコーヒー豆です。しかし今回はただのブルーマウンテンではありません。農園指定で、スクリーンが19以上という大粒の立派なブルーマウンテンを紹介します。

ジャマイカ ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーの特徴

ブルマン生産農家の中で最古の歴史を誇るCinchona農園
20年以上前の基準を採用、大粒の輝かしいブルマンの再来
他豆にはない香りの高さ、バランスの良さが特徴

(大阪箕面珈琲焙煎所による)
購入先:大阪箕面珈琲焙煎所
https://minoh-coffee.

「リディスカバリー」と名付けた理由とは

かつて20年以上前は、ブルーマウンテン№1が輸出される際、スクリーンの規格は19以上が基準とされていました。しかし今は、スクリーンが17以上と小ぶりになっています。今回のブルーマウンテンは、かつての大粒で立派なブルーマウンテンを再びということ、その真髄をあらためて認識すること、つまり「リディスカバリー」を目的とした特別規格のブルーマウンテンということで、「リディスカバリー」と名付けられました。

ブルーマウンテンの栽培条件

ブルーマウンテンはブルーマウンテン山脈で栽培され、厳格な品質管理を満たした豆のみがブルーマウンテンとして輸出されます。
※厳格な品質には、「粒の大きさ、味、風味、色」などがあります。

標高 :800m~1.200m
気温 :1日の寒暖差が他の豆よりも大きい。(この寒暖差が大粒のコーヒー豆に育ててくれます。)
降雨量:年間1.500~1.800㎜と最適な降雨量。
土壌 :栄養素が高く、水はけのよい、海底の有機質が豊富に含まれた火山灰。
ミスト:ブルーマウンテンミストと呼ばれる霧がブルーマウンテン全体を覆い、強い日差しからコーヒーチェリーを守り、土壌に適度な水分を補給してくれます。
収獲 :ブルーマウンテンが栽培されるエリアは急斜面が多く、一粒一粒、豆の状態を確認しながら、手摘みで収穫されます。

厳しい基準を満たしたブルーマウンテンの生産量はコーヒー豆全体の1%程度で、そのうちの80%が日本に輸入されています。

(大阪箕面珈琲焙煎所による)
購入先:大阪箕面珈琲焙煎所
https://minoh-coffee.

コーヒー豆の詳細

・原産国  :ジャマイカ
・地域   :ジャマイカ セント アンドリュー教区
・農園名  :シンコナ農園
・品種   :ティピカ
・グレード :ブルーマウンテンNo.1
・スクリーン:19up
・精製方法 :ウォッシュド
・乾燥方法 :天日、機械乾燥併用
・焙煎   :ハイロースト

(大阪箕面珈琲焙煎所による)
購入先:大阪箕面珈琲焙煎所
https://minoh-coffee.

コーヒーの味覚チャート

・ボディ:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4)
・酸味 :★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3)
・苦み :★★★★☆☆☆☆☆☆ (4)
・コク :★★★★☆☆☆☆☆☆ (4)
・甘味 :★★★★★☆☆☆☆☆ (5)

(大阪箕面珈琲焙煎所による)
購入先:大阪箕面珈琲焙煎所
https://minoh-coffee.net/

 ジャマイカ ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーの感想

豆を挽いたときの香りは、フルーティのような、ミルクチョコレートのような、甘く優しい上品な香りがします。
飲んだときの感想は、甘味と共に穏やか酸味を感じます。優しい苦みとコクがあり、繊細でバランスの取れた、とても飲みやすいコーヒーです。目を閉じて飲んでいると、高級ホテルにいるかのように思わせる上品な味わいのコーヒーです。

おすすめのシチュエーション

・お正月、記念日などの特別な日や頑張った自分へのご褒美としての一杯に。
・休日に、一人時間をゆっくりと過ごすとき。
・遥か遠くの海を見渡すことができる草原の丘で。

ジャマイカ ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーとスイーツとのペアリング

プレミアムロールケーキ★★★★☆3.8

プレミアムロールケーキ(ローソン)

ローソンのプレミアムロールケーキです。生クリームを100%使用したクリームを存分に味わえます!(ローソン公式サイトより)

言わずと知れたローソンのプレミアムロールケーキは、私の好きなスイーツの1つです。ミルキーで優しい甘さのクリームとスポンジとのバランスがとてもよいロールケーキです。

ロールケーキのミルキーで優しい甘さの生クリームと、コーヒーの甘味や柔らかい酸味、そしてコクとよくマッチしていました。スポンジの柔らかさもバランスのとれたコーヒーにそっと寄り添う感じで、とても良かったです。

ガトーショコラ★★★☆☆3.5

濃厚ガトーショコラ(セブンイレブン)

セブンイレブンの濃厚ガトーショコラです。香ばしく豊かなコクが特徴のガーナ産カカオ豆を使用した、親しみやすい味わいのガトーショコラです。(セブンイレブン公式サイトより)

生チョコのようなねっとり感のある濃厚なチョコレートケーキです。甘さはやや控えめな感じですが、チョコレート感はしっかりとあります。パッケージの大きさから、開封したときのケーキの大きさのガッカリ感は否定できませんが、小さくても食べごたえのある濃厚なガトーショコラだと思います。

ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーとの相性は良かったです。チョコレートの濃厚な味わいがコーヒーにどのように影響するかとかと思いましたが、コーヒーのバランスを崩すことなくそれぞれを楽しむことができました。

シフォンケーキ★★★☆☆4.0

ふんわりクリームシフォン(セブンイレブン)

セブンイレブンのふんわりクリームシフォンケーキです。くちどけの良いシフォンケーキとホイップクリームを合わせたカップスイーツです。(セブンイレブン公式サイトより)

シフォンケーキもクリームも優しい甘さです。クリームは乳のコクがあるけれど、くど過ぎずシフォンケーキの柔らかさとのバランスがいいですね。スポンジとクリームの量のバランスもよく、前半にちょっとクリームを付け過ぎたかなと思っても、後半にクリームが足りないという心配は要りませんでした。軽い口当たりなので思わずパクパクと食べてしまうのですが、食べ終わったあとは「食べたー!」という満足感に浸ることができるカップスイーツです。

ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーとの相性はとても良かったです。ローソンのプレミアムロールケーキと似たようなスイーツですが、スポンジの風味や食感、クリームのミルキーさや全体のバランスが違うので、また違った印象がありました。ほんの少しですが、シフォンケーキのほうが、ブルーマウンテンの甘味やコクが引き立つように感じました。

カステラ★★★★☆4.0

文明堂のカステラ巻きとカステラ

文明堂のカステラ巻き(プレーン、抹茶、チョコレート)と黒豆カステラです。カステラ巻きは三笠山の香ばしい薄い皮でカステラを優しくくるみました。 カステラと三笠山の互いに味の異なる2つのハーモニーをお楽しみいただます。黒豆カステラは、黒糖をカステラ生地に練り込み、国産黒豆をふんだんに散りばめた12月限定カステラです。(文明堂公式サイトより)

どれも、それぞれの良さがあり美味しかったです。個人的には黒豆カステラが気に入りました。しっとりとした生地に柔らかく炊きあげられた優しい黒豆の風味が口の中に広がります。

ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーとの相性は良かったです。とくに相性が良かったのは、抹茶と黒豆でした。コーヒーのコクがグッと増して、さらに味わい深いコーヒーになります。

ジャマイカ ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーとスイーツとのペアリングのまとめ

ブルーマウンテンはとても繊細でバランスのとれたコーヒーのため、風味が強いスイーツと合わせるのは難しいと思ったので、優しい味わいのスイーツと合わせてみました。それぞれブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーの風味と喧嘩することなく、楽しむことができました。

ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーは高価なコーヒー豆なので、ついつい合わせるスイーツも無難なものを選んでしまいましたが、1つぐらいはチャレンジングなスイーツと合わせてみても良かったのかなと思いました。

ジャマイカ ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーのまとめ

これだけ品質がしっかりしたブルーマウンテンを飲んだのは、これが初めてだと思います。もちろん、ブルーマウンテンは昔から知っていましたが、他のコーヒーと比べてかなり高価ということ、以前はそれほどコーヒーに興味がなかったというのが、ブルーマウンテンを飲んでこなかった理由です。

そして今回、品質がしっかりしたブルーマウンテンをじっくりと味わう機会を持つことができました。ブルーマウンテン No.1 シンコナ リディスカバリーは、バランスのとれた繊細な味わいのコーヒーで、これといった分かりやすい特徴があるコーヒーではありませんが、誰にとっても飲みやすいコーヒーだと思います。そして、それがかえって多くの人から好まれる理由なのではと思います。ブルーマウンテンの上品な香りや風味は、至福のひとときを演出してくれるコーヒーだと感じました。