実はインドネシアは世界第4位のコーヒー豆の生産国というのをご存知でしょうか。
インドネシアのスマトラ島では、マンデリンと呼ばれるコーヒー豆が栽培されおり、アーシーと表現される独特のコクと苦みが豊かなコーヒー豆が作られています。今回はスマトラ島のリントン地域で栽培されている上質なコーヒー豆を紹介します。
インドネシア マンデリン G1 リントン バタック ランドの特徴
コーヒー栽培で歴史あるリントン地区で栽培
肥沃な火山灰土壌で、上質な豆が栽培
マンデリンらしいアーシー感、上質な甘み
(大阪箕面珈琲焙煎所による)
コーヒー豆の詳細
・原産国 :インドネシア
・地域 :Lintong Nihuta Dolok Sangul(リントン ニフタ ドロサングル)
・品種 :Jumber S795(ジェンバー)Sigarar utang(シガラール・ウータン)Typica(ティピカ)
・グレード:G1
・精製方法:スマトラ式
・乾燥方法:天日乾燥
・焙煎 :フルシティ
・標高 :1.400~1,600m
コーヒーの味覚チャート
・ボディ:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4)
・酸味 :★☆☆☆☆☆☆☆☆☆ (1)
・苦み :★★★★★★☆☆☆☆ (6)
・コク :★★★★☆☆☆☆☆☆ (4)
・甘味 :★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3)
(大阪箕面珈琲焙煎所による)
購入先:大阪箕面珈琲焙煎所
https://minoh-coffee.net/
バタックランドの意味は
バタックランドとは、「バタク族の大地」という意味だそうです。リントン地域は火山灰の土壌で水はけがよい肥沃な大地が、素晴らしい味のコーヒーを作り出しています。
インドネシア マンデリン G1 リントン バタック ランドの感想
なんと言ってもどっしりとした苦みとボディが特徴的です。酸味はほとんどなく、豊かなコクとほんのりと甘みがあり、マンデリンらしい複雑なアーシーさを感じます。このアーシーさは独特なので、好き嫌いが別れるところです。私も最初は、このアーシーな感じが決して好みというわけではありませんでした。ただ、飲む回数を重ねるうちに、このアーシーさがむしろクセになってしまう魅力を持っていると感じるようになりました。
しっかりとした苦みとコクのあるコーヒーなので、ミルクを入れてカフェオレにするのもおすすめです。アーシーなコーヒーはちょっと苦手という人も、カフェオレから挑戦してみてはどうでしょうか。案外、ハマってしまうかもしれませんよ。
抽出温度による違い
90℃で抽出
90℃で抽出したコーヒーは、上記の感想のところので述べたとおり、苦みとボディがしっかりしていて、マンデリンらしさを存分に味わうことができます。
85℃で抽出
低温で淹れると、マンデリンらしさは残しつつ、あっさりとして飲みやすくなります。アーシーなコーヒーに初めてチャレンジしたけどちょっと苦手だなと感じた人も、85℃で抽出したコーヒーなら、全体的にアーシーさが和らぎ飲みやすいと感じるかもしれません。
個人的には、85℃で抽出した方が好みです。そしてスイーツと合わせるときも、85℃で抽出した方がスイーツと合わせやすいと思いました。
こんなシチュエーションで飲みたい
・まったりと過ごしたいとき。
・寒い日の休日の朝、カフェオレで。
・秋の黄昏時の景色を楽しみながら。
・ジャズやボサノバを聞きながらの読書に。
・ソロキャンプで焚き火しながら。
インドネシア マンデリン G1 リントン バタック ランドとスイーツとのペアリング
チョコレートバターワッフル★★★★☆4.5(85℃で抽出)
サクッと香ばしいバタービスケットに、ダークチョコレートを合わせた薄型のワッフルです。
香り豊かな発酵バターを16%使用したサクッと軽やかなワッフルと、ベルギー産ダークチョコレートのビターな味わいが織りなす贅沢な味わい。(業務スーパーHPより)
サクサクというよりは、ちょっとザクザクしたクッキー生地に、ベルギー産のチョコレートがアクセントになっていて美味しいビスケットです。チョコレートは片面に半分だけかけられているのですが、この量が絶妙な甘さのバランスを取っているように思います。
チョコレートは私にはちょっと甘いように感じましたが、コーヒーとの相性はとても良く、どっしりとした苦みとボディのあるインドネシア マンデリン G1 リントン バタック ランドが、ダークチョコレートがかかったビスケットをしっかり受け止めてくれます。このペアリングはおすすめです。
バターサンド★★★☆☆3.0(85℃で抽出)
お馴染みの六花亭のマルセイバターサンド。私の大好きなスイーツの1つです。
コーヒーとの相性は、想像していたのとちょっと違っていたので★3つにしました。バタークリームが濃厚なので、このバターサンドに関しては90℃で抽出したインドネシア マンデリン G1 リントン バタック ランドのほうが相性が良いのでは思います。バタークリームのこっくりとしたコクが、90℃で抽出したマンデリンの豊かなコクともっとマッチしたのではと思います。
どら焼き★★★★☆4.5(85℃で抽出)
あんこの甘さとマンデリンの苦みとコクがとてもよくマッチしていました。どら焼きの皮のしっとり具合も私好みで、コンビニのどら焼きではありますが美味しかったです。日本人の私には、あんこにホッとする優しい甘味を感じてしまいます。インドネシアのマンデリン G1 リントン バタック ランドはマンデリン特有のクセがありますが、この独特の風味がどら焼きによく合っていました。これはおすすめの組み合わせです。
ショコラタルト★★★★☆4.0(85℃で抽出)
ローソンのショコラタルトです。
サクサク食感に焼き上げたタルト生地に、チョコクリームを絞り、生クリーム入ホイップをトッピングしたタルト。(ローソンHPより)
サクサクというよりはザクザクっぽいタルトに濃厚なチョコクリームとフワフワのホイップクリームとのコントラストがいいですね。
大きさの割には食べごたえのあるタルトです。この濃厚なチョコクリームとインドネシアのマンデリン G1 リントン バッタク ランドのコクとの相性がとても良かったです。濃厚なチョコクリームで甘くなった口の中を、マンデリンの苦みがスッキリとしてくれます。
インドネシア マンデリン G1 リントン バタック ランドのまとめ
久しぶりにマンデリンを飲みましたが、飲めば飲むほどクセになる上質なマンデリンだと思いました。このインドネシア マンデリン G1 リントン バタック ランドは、一度は試してほしいと思えるコーヒーです。特に、マンデリンはあまり得意ではないという人に飲んでほしいと思います。このインドネシア マンデリン G1 リントン バタック ランドのマンデリンなら、「こんなにマンデリンって美味しいかったかしら?」って思ってもらえるのではと思っています。いつも決まった銘柄を飲んでいる人も、コーヒー初心者の人も、ちょっと冒険して飲んでほしいと思う美味しいインドネシア マンデリン G1 リントン バタック ランドです。